芦ノ湖畔に立つ「箱根神社」と、船やモーターボートで行く「九頭龍神社」。そして、駒ヶ岳ロープウェーでしか行くことができない「箱根の元宮」の三社を『箱根三社』といいます。
今回は『箱根三社』のうち、「箱根神社」の奥宮で、天空の社殿と言われる「箱根元宮」をご案内します。
目次
まさに天空社殿!芦ノ湖を見下ろすパワースポット「箱根元宮」
ロープウェーで駒ケ岳山頂へ
天空の社殿との別名もある「箱根元宮」へは、こちらの駒ケ岳ロープウェーで向かいます。何しろ、標高1300mを超える駒ケ岳山頂にあるので、このロープウェーでしか行けないのです。
ロープウェーの運賃は、おとなで往復1,300円。こどもは半額の650円でした。
午前9:00~午後4:30まで、20分間隔で運行していますので、待ち時間はそれほど長くありません。
キュートなアザラシが描かれているロープウェーに乗って、「箱根元宮」がある駒ケ岳山頂へと向かいます。
なぜ、駒ケ岳でアザラシのキャラクターなの?と気になったのですが、麓にある箱根園水族館のイメージキャラクターなのだそうです。
ロープウェーはかなり大きく、30人は軽く乗れそうでした。
ここから7分で、山頂に到着です。
ちょうど真ん中あたりで、下りのロープウェーとすれ違いました。
ご覧の通り、眼下には山肌を覆い隠す一面の木々。高所が苦手な方は要注意ですね。
駒ケ岳山頂に到着
ご覧ください、この絶景!!
これは、ロープウェーを降りるときに撮ったのですが、眼下には芦ノ湖が広がり、周囲には霧が立ち込め、まるで雲の中に入ったようでした。
雲上のパワースポット「箱根元宮」まで、あと少しです。
ロープウェーを降りてすぐに、山頂へと向かう参道があります。かなり整備されていますが、ほとんどが大小の石が混ざったじゃり道ですので、足元に注意してくださいね。
歩きながらふと見上げると、天空の社殿「箱根元宮」が見えました。
本当に山の上にあるんですね。 まだまだ先は長そうです。
ついに天空社殿に到着!?
速足で歩くこと10分。ついに、鳥居の向うに社殿が見えてきました。もう少しで到着です。
ところが…あれ?まだ、結構先ですね。もうひと踏ん張りしましょう!
社殿に着く前に、大きな石を発見。これは「馬降石」といい、白馬に乗った神様が降りた石と言われています。
石の上の窪みは馬のひづめの形をしていて、日照りが続いてもこの窪みに溜まった水は、枯れたことがないと言われています。
天空社殿「箱根元宮」に到着
今度こそ、駒ケ岳山頂にそびえる雲の上のパワースポット「箱根元宮」社殿に到着です。
ちなみに「箱根元宮」は“はこねもとつみや”と読みます。
駒ケ岳は北側に霊峰神山があり、古くから山岳信仰が行われてきました。そのためか、神殿周辺には重々しい空気が漂っているように感じられます。
神殿周辺には大きな岩がたくさんあり、何人かの参拝者はその岩の上に小石を積み上げていました。これも山岳信仰の名残でしょうか。
「箱根元宮」の御朱印は…
こちらが「箱根元宮」の御朱印。とてもシンプルですが、あの社殿の雰囲気にはあっている気がします。
お役立ち!『箱根元宮』観光ガイド
『箱根元宮』の歴史
北に霊峰神山を拝する「箱根元宮」は、今から2400年前、人皇五代孝昭(こうしょう)天皇の御代、聖占仙人(しょうぜんしょうにん)が、駒ヶ岳山頂に神仙宮を開き神山の山神を祭ったのが始まり。 それ以降、修験者たちの苦行の場となり、山岳信仰も盛んなことから名前が知られるようになった。 |
イベント情報
【毎月】
★1日 月次祭
★24日 月次祭
【例祭・御神火祭】
★10月24日
駒ケ岳山頂古代祭祀遺跡の岩垣に囲まれた祭場で、神山(神籬)を真正面に拝して斎行される。
御神前に御神火を捧げ例祭を斎行したのち、御神火は山を下り湖上を渡って箱根神社へ、御本殿で平和祈願祭が斎行される。
翌日、御神火は全山の各神社を巡行して平和祈願祭が斎行される。
⇊ 詳しくはホームページをチェック ⇊
http://hakonejinja.or.jp/02-contents/02-main/08-keigai-jinja/03-contents/02-motomiya/02-motomiya.html
所要時間
2時間(ロープウェーの運行時間により30分程度かわる)
オススメ時期
春~秋
オススメ旅人
- 1人旅
- 女子旅
- カップル
- ファミリー
アクセス
箱根園よりロープウェー7分