巾着田のある日高市は埼玉県のほぼ中央に位置し、人口およそ57000人。豊かな自然に囲まれた市です。電車・車ともに1時間程度で都内へアクセスできるため、近年ではベッドタウンとして人気。人口も増加中です。
どこまでも続く菜の花畑に、100本もの桜並木の中をのんびりと散歩してみませんか?
さあ、春の「巾着田」へ出かけましょう。
目次
春の巾着田へ行こう!
「巾着田」入口
「巾着田」入口です。
この日は、天気がイマイチだったため車で行ったのですが、曇り空を吹き飛ばすような、満開の桜と、辺り一面の菜の花が迎えてくれました。
菜の花畑を囲むように、桜並木が続いています。
駐車場は「巾着田」のすぐ横にあり、菜の花畑に降りるためのスロープも用意されているため、高齢者や車いすの方でも気軽にお出かけすることができます。
「巾着田」から見た日和田山
この季節「巾着田」では、どこを向いても菜の花だらけ。黄色のジュータンがあなたを出迎えてくれます。
4月の中旬には「菜の花祭り」も開催され、大勢の観光客で賑わいます。地元の名物「高麗鍋」が味わえるグルメコーナーもあります。イベント情報をチェックして、出かけましょう。
右奥に見えるのは「日和田山(標高305m)」。歩道も整備されており、小学生でも1~2時間で登れることから、人気のハイキングスポットです。
山頂からは「巾着田」もよく見えます。
「巾着田」のアイドル
「巾着田」の中には小さな牧場があり、このポニーちゃんをはじめ、何頭かの馬を見ることができます。
この日出会ったポニーちゃんはとても人懐っこく、小さな子供が近づいてもおとなしくさわらせていました。
秋には……
秋のヒガンバナのシーズンには、およそ20万人が訪れるという「曼珠沙華公園」です。
春は、桜と緑のコラボレーションが美しい。
公園の先には広い河原があって、「ドレミファ橋」という変わった名前の木製の橋が架かっています。
ちょっと一足
「巾着田」入口の目の前に、ちょっと目を引く家があります。
有形文化財の「高麗郷古民家」です。江戸時代から明治時代初期にかけて建てられた、重厚な母屋・客殿・土蔵が立ち並んでおり、庭には季節の花々が咲いています。
無料ですので、時間があったら立ち寄ってみるのもいいですね。
お役立ち!「巾着田」観光ガイド
「巾着田」の由来は?
日高市内を流れる高麗川(こまがわ)の蛇行により長い年月をかけてつくられ、上空から見た形が巾着袋に似ていることから、「巾着田(きんちゃくだ)」と呼ばれるようになりました。
高麗川に囲まれたその平地面積は、なんと22ヘクタールもあります。
「巾着田」の楽しみ方(春夏編)
菜の花、コスモス、イチリンソウ、紫陽花など、鮮やかな色の花を楽しめます。秋のヒガンバナ(曼珠沙華)が有名ですが、春先の菜の花と満開の桜のコラボレーションも圧巻!桜並木の下や菜の花畑でお弁当を楽しむこともできます。
また、すぐ横の広い河原は、キャンプ・バーベキューを楽しむ人たちであふれ返ります(一部禁止期間あり)。入場料・使用料はかからず、駐車料金(500円)だけで利用することができるので、主婦には嬉しいですね。
トイレ・駐車場も近くにあり、河原には浅瀬が多いので、小さな子供連れでも安心して利用できます。
イベント情報
- 4月中旬の土日:菜の花祭り
- 8月下旬の日曜:子ども金魚すくい大会
所要時間
- 花散歩のみ:2~3時間
- バーベキュー:1日
オススメ時期
3月~10月
オススメ旅人
- 1人旅
- 女子旅
- カップル
- ファミリー
ライター´sチェック
近くに山があるため、通り雨が降ることもしばしば。携帯用の傘と防寒具を持っていくと安心。
道は整備されているものの、土や砂利が多いので、基本的にはハイキングルックで出かけましょう。
アクセス
電車の場合
- 西武池袋線高麗(こま)駅下車徒歩約15分
- JR川越線・八高線高麗川(こまがわ)駅下車徒歩約40分
(「巾着田」行バスあり。駅前ロータリーより発着。) - 西武池袋線飯能駅から国際興業バス、高麗川駅行・埼玉医大国際医療センター行に乗り「巾着田」下車徒歩約3分
車の場合
- 関越自動車道「鶴ヶ島」I.Cから14Km
- 圏央道「圏央鶴ヶ島」I.Cから11Km
- 圏央道「狭山日高」I.Cから8Km
ナビ入力:日高市高麗本郷「巾着田」 ※駐車料金500円