ここは、埼玉県日高市にある「高麗神社」。政治家や作家、皇室の方など国内外の著名人が多く訪れ、過去に参拝された中から4人も総理大臣が出ていることから“出世開運”で有名な神社です。
春先には、樹齢300年のご神木“ヒガンザクラ”をはじめ、ソメイヨシノ・しだれ桜と何種類もの美しい桜が境内を彩ります。地元では、春は桜、秋には紅葉の名所としても有名で、散歩がてら毎日お参りに来る方も多いのだとか。
今回は日高市の桜の名所、桜が満開の「高麗神社」をご案内します。
目次
桜・さくら・サクラ
駐車場のしだれ桜
「高麗神社」駐車場のしだれ桜です。広い駐車場を取り囲むように植えられています。どの木も枝垂れ具合がとても見事で、ひなあられを思わせる丸く小さい花がたくさん咲いています。
白に近いピンク色から、写真手前の濃いピンク色まであり、車を降りた途端、カラフルな桜たちが目を楽しませてくれます。
駐車場のしだれ桜・その2
駐車場から、”二ノ鳥居”に向かう途中の一枚。素人にも、良くお手入れされているのがわかります。こちらも桜のしだれ具合が見事ですね。
ところどころ、木の根元に白い杭のようなものが見えますが、それには献木者の名前が記されています。かなり著名な方も多いので、探してみるのも楽しみの一つかも。
“二ノ鳥居”と桜
桜に彩られた“二ノ鳥居”をくぐると、車両立ち入り禁止区域。やっと境内に入ります。
本殿に向かって伸びる参道には、頭上に桜のトンネル、足元にはうすピンクの絨毯が。桜の淡いピンク色と、草木の緑色のコントラストが目に鮮やかに迫ってきます。
桜散る参道を歩こう
“二ノ鳥居”をくぐったら、“御神門”に向かって参道を歩きます。 敷石はとてもきれいに手入れされていて、凹凸がほとんどないので、高齢者や車いすの方も安心。
ずっと続くさくら並木と、足元に散った花びらが旅気分を盛り上げてくれます。
参道脇のソメイヨシノ
参道の脇道に、ソメイヨシノの桜並木を見つけました。かなりの巨木ぞろいで、ここでも頭上に桜のトンネルを楽しむことができます。
頭上の桜をパシャリ。こんな感じで、桜を満喫しちゃいました。
さあ、最後はご神木です。
トリは満開のご神木
こちらがご神木のひがん桜(ヒガンザクラ)。樹齢300年以上という老木です。5メートル以上離れないと、フレームにおさまりきらない程の大きさ。参集殿前の広場でその雄大なお姿を拝むことができます。
下から見上げるもの良いですが、やっぱり少し離れて全体を眺めるのがオススメ。例年3月下旬~4月上旬に見ごろを迎え、桜色より少し濃い目のピンクの花をつけます。ぜひ、桜の時期に訪れてみてください。
地面には玉砂利が敷き詰めてあるため、車イスや足の不自由な方の移動には介助が必要です。
角度を変えて、もう一枚。こちらは3m程しか離れなかったので、全体が入りきりませんでした。
お花見気分で行っても、さすがはご神木というだけあって、神々しさを感じます。
お役立ち!『高麗神社』観光ガイド
『高麗神社』の歴史
高麗神社の主祭神は、かつて朝鮮半島北部に栄えた高句麗からの渡来人高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)です。 若光は716年、武蔵国に新設された高麗郡の首長として当地に赴任してきました。当時の高麗郡は未開の原野でしたが、若光は1799人の高麗人(高句麗人)とともに土地の開拓に当たりました。若光の没後、高麗郡民はその徳を偲び、御霊を「高麗明神」として祀りました。 高麗神社は、若光の子孫が代々宮司を務め、現宮司は60代目になります。 そして浜口雄幸、若槻禮次郎、斉藤実、小磯国昭、幣原喜重郎、鳩山一郎らが当社参拝後相次いで総理大臣となったことから「出世明神」と広く知られるようになりました。 |
行事情報
4月 桜祭
5月 高麗郡建郡記念神恩感謝祭(16日)
6月 大祓式
10月 高麗神社例祭(19日)
⇊ 詳しくはホームページをチェック ⇊
http://www.komajinja.or.jp/
所要時間
・本殿参拝のみ:30分
・本殿・水天宮参拝、高麗家見学:2時間
▶オススメ時期
春:4~5月(桜・新緑)
秋:11月(紅葉)
アクセス
電車の場合
・JR川越線・高麗川駅から徒歩20分(タクシー5分)
車の場合
・圏央道「狭山・日高インターチェンジ」から20分
ナビ入力:「高麗神社」
※駐車場:100台以上可(第3駐車場まであり)。
駐車料金:無料
所在地
【高麗神社(水天宮・高麗家住宅)】
住 所 :埼玉県日高市新堀833
TEL : 042-989-1403
祈願・お祓い受付時間:8:30~17:00